2023/07/15

京都の宿(昭和追憶)

  京都は古都、昔を懐かしむ舞台として相応しい宿がいい


 先日京都を訪ねたとき、宿をどうするか考えた。
 それ以前に京都で泊まったのは昭和の学生時代まで遡り、大学の寮のようなところや、同級生の親戚の縁で黒谷のお寺に泊めていただいたくらいしか記憶がなかった。
 今では京都は外国人観光客の押し寄せる観光地になってしまったので、ホテルは林立、宿泊場所に困ることはないのだけれど、どうせ京都で泊まるのならば、ふと昔を感じるような、それらしいところはないのかな?と思った。
 いつも宿を探すときは、Hotels.comというアプリを利用するのだけれど、そう思って調べていたら、ちょうど良さそうなのが表示された。しかも口コミ評価も高く、料金も手頃だ。

 ズバリその名も「町屋旅館 日暮荘(ひぐらしそう)」、いかにも京都、しかも昭和のイメージではないか。ということで、躊躇わず予約を入れたのだった。

日暮荘外観
二条城近くにある

 地図で調べると二条城の近くなのだが、地下鉄の二条城前駅はちょうどお城の反対側になるので、地下鉄の駅からは二条城を半周しなければならず、20分くらいは見ておかないといけない。公共の交通機関としては、京都の市営バスを利用すれば便利で、丸太町知恵光院のバス停から歩いて3分程度だ。10番、93番、202番、204番などが通っている。

1. 部屋の様子
泊まった部屋
二階の部屋で、学生時代の下宿を思い出した^^;

2. 食事(朝食)
日暮荘の朝食(おにぎりと味噌汁:400円)
美味しかった。朝をゆっくりしたいときにはありがたい(事前予約必要)

  昔を懐かしむに十分な雰囲気(昭和初期の建築という)だが、コーヒー豆なども冷蔵庫に置いてあって、自由に自分でミルで挽いて淹れることができるのは、他にはない、今風のありがたいサービスだと思った。

コーヒーはセルフサービス(追加料金なし)
豆をミルで挽いて、自分で淹れるのだ

3. 風呂とシャワー、トイレ
 お風呂は家庭風呂(浴槽は洋風バスタブ)なので、入る人は中からロックして、その都度お湯を入れ替えるのだそう。シャワーは風呂以外にもう一箇所あり、私は今回はシャワーの利用だけにした。
 トイレも一階に二箇所ある。残念ながら男女別ではなく共同利用なのだが、設備は今風の水洗式シャワートイレで、困ることはあまりない。ただ、扉は板扉一枚で、フックで止めるだけの簡便な作りで、隣の音も聞こえる。気にする向きには利用するタイミングに気を使うかもしれない。

4. 周辺観光
 ちなみに、宿では自転車を無料で貸してくれるので、ゆっくり京都市内を巡ろうという場合には、とても助かる。私も朝1台借りて、二条城を一周してきたのだった。

二条城入り口付近(令和5年7月2日朝)
二条城は自転車で一周するにはちょうど良い距離だ

観光バスが朝9時頃、すでに大挙押し寄せている
ちょうど修学旅行と思われる生徒達に遭遇した

5. 注意事項
 日暮荘は昭和初期の建物なので、手入れ良く管理されているとはいえ、いくつか注意すべき点がある。一つはセキュリティで、部屋の鍵は基本的に極めて簡単な気休め程度のもの。二つ目は防音で、基本的には隣の部屋の音が聞こえてくる。それに対する注意が予約すると旅館側からメールで送られてくる。
 この二つについて、心配性な人はよく考えた方がいいかもしれない。ちなみに宿では耳栓をタオルなどと一緒に提供してくれる。
 もっとも、今回は私以外は東南アジア系と思われる人々が利用していたが、マナーは大変良い人たちで、静かに全くトラブルなく過ごせたことは記しておきたい。

 今回の旅行は、大学時代のバドミントン部対抗試合の応援がメインで、ほとんど観光できなかったのだが、次回観光メインで来ることがあるなら、また利用したい旅館だと思ったのだった。

2023/07/04

50年ぶりの体育館

歳を経て、建物は変わらずとも街並みや人は変わる、と思う朝

(それでも変わらないものもある)

 7月1日に京都大学体育館に行った。約50年ぶりの訪問だ(!)
 大学時代所属していたバドミントン部の京都大学との対抗戦があり、隔年で東京開催のときにはときどき参加していたのだが、京都での開催に参加するのは学生のとき以来50年ぶりだった。
 現役戦の後に行われるOB戦に参加したかったのだが、残念ながら春に患った右足の「坐骨神経痛」が一週間前になって再発していたので、同じく京都に来ていたダブルスのパートナーには申し訳ないと思いつつも、試合の方は泣く泣く諦めた。

 京都大学の総合体育館は、京大創立70周年を記念して、1971年着工、72年に竣工した立派な建物で、当時学生だった私は、できたばかりの体育館で、京大バドミントン部との対抗戦に挑んでいた。
 今回は久しぶりにそのOB戦で、はなばなしい戦果を上げ✌️😁、それをぜひ書きたかったのだが、止むを得ない、その代わりに気のついたことなどまとめておくこととなった。

 京都大学総合体育館(2023/7/1撮影)
百万遍の交差点近く、東大路通り沿い(西側)にある

Google Map より

 ちなみに、京大体育館のある「東大路通り」は、うっかり<とうだいじどおり>と読むとタクシーの運転手さんには通じない。正解は<ひがしおおじどおり>だ。

1.選手のユニフォーム、髪や応援風景など
 何と言っても変わったものは、選手のユニフォーム。50年前のバドミントンといえば、白い上下で実に質素なものだった。今や男子も女子も実にカラフルで、いろいろなデザインが描かれていることもある。同じ大学でも数種類のパターンがあって、背中に大学名が書かれていなければ、どちらの選手か判別も難しかったりする。

 髪は時代の流れなのだろうと思うが、今や金髪、銀髪なんでもありの印象、髪型もゲームやアニメの主人公のようなスタイルの選手がいて、世代の断絶を感じる😆
 もっとも大半は昔ながらの無難な格好をしているので、気を揉むほどのことではないのかもしれない。

 応援は、昔はおとなしく、せいぜい拍手やときどき掛け声をかける程度だったが、今や大勢でコートを取り囲み、1点入るごとに拍手の嵐、ときには踊りが入って盛り上がる。見ている分には面白いが、これってどうなの?と思ってしまうほど。
 最初体育館に入ったとき、地響きのような雄叫びのうねりが押し寄せてきて、会場を間違えたかな?と思ったのは、これだった。
 もっともこれは、いつの頃からか七帝戦で始まったようで、京大戦での風景は最近のことのようだ。

あるゲームの一コマ

大学名がないとどちらの選手か不明だ^^;


2.生涯バドミントン
 先輩のなかには、シニア全日本(75歳以上の部)で優勝された経験をお持ちの方がいる。これから70歳の部に挑戦しようという人もいる。それぞれ、現役の時から強い人もいれば、それほどでもなかった人もいるし、また学生時代から継続している人もいれば、長いブランクののち、数年前から再開した人もいて、背景は様々だ。
 共通しているのは、皆さんバドミントンが大好きということ。これだけは歳を重ねても変わらない唯一のものか。
かくいう私もその口なので、坐骨神経痛を克服して、なんとか返り咲きたい😅❗️

3.生涯の友人
 学生時代はライバル心を燃やして試合などに臨んでいたが、何十年も経ってみな還暦を超え、古希ともなると、バドミントンを通じて知り合った者同士、利害関係などまったく無い気楽な付き合い、ともに昔話に花の咲く良き友人関係となっている。
 OB戦という機会をとらえて、一日体育館で若い人の威勢のいい声を聴きながら、心は何十年も前にタイムスリップして、楽しい時を過ごせるのは、とても幸せなことだ。

 それにしても体育会系の性というべきか、先輩には誰であれ◯◯さん、と呼びかけるのに、後輩は、たとえどこかの大学の名誉教授になっていたとしも、呼び捨てにしてしまうのは、申し訳ないけど許してね🤣