京都は古都、昔を懐かしむ舞台として相応しい宿がいい
先日京都を訪ねたとき、宿をどうするか考えた。
それ以前に京都で泊まったのは昭和の学生時代まで遡り、大学の寮のようなところや、同級生の親戚の縁で黒谷のお寺に泊めていただいたくらいしか記憶がなかった。
今では京都は外国人観光客の押し寄せる観光地になってしまったので、ホテルは林立、宿泊場所に困ることはないのだけれど、どうせ京都で泊まるのならば、ふと昔を感じるような、それらしいところはないのかな?と思った。
いつも宿を探すときは、Hotels.comというアプリを利用するのだけれど、そう思って調べていたら、ちょうど良さそうなのが表示された。しかも口コミ評価も高く、料金も手頃だ。
ズバリその名も「町屋旅館 日暮荘(ひぐらしそう)」、いかにも京都、しかも昭和のイメージではないか。ということで、躊躇わず予約を入れたのだった。
日暮荘外観
地図で調べると二条城の近くなのだが、地下鉄の二条城前駅はちょうどお城の反対側になるので、地下鉄の駅からは二条城を半周しなければならず、20分くらいは見ておかないといけない。公共の交通機関としては、京都の市営バスを利用すれば便利で、丸太町知恵光院のバス停から歩いて3分程度だ。10番、93番、202番、204番などが通っている。
1. 部屋の様子
泊まった部屋
2. 食事(朝食)
日暮荘の朝食(おにぎりと味噌汁:400円)
昔を懐かしむに十分な雰囲気(昭和初期の建築という)だが、コーヒー豆なども冷蔵庫に置いてあって、自由に自分でミルで挽いて淹れることができるのは、他にはない、今風のありがたいサービスだと思った。
コーヒーはセルフサービス(追加料金なし)
3. 風呂とシャワー、トイレ
お風呂は家庭風呂(浴槽は洋風バスタブ)なので、入る人は中からロックして、その都度お湯を入れ替えるのだそう。シャワーは風呂以外にもう一箇所あり、私は今回はシャワーの利用だけにした。
お風呂は家庭風呂(浴槽は洋風バスタブ)なので、入る人は中からロックして、その都度お湯を入れ替えるのだそう。シャワーは風呂以外にもう一箇所あり、私は今回はシャワーの利用だけにした。
トイレも一階に二箇所ある。残念ながら男女別ではなく共同利用なのだが、設備は今風の水洗式シャワートイレで、困ることはあまりない。ただ、扉は板扉一枚で、フックで止めるだけの簡便な作りで、隣の音も聞こえる。気にする向きには利用するタイミングに気を使うかもしれない。
4. 周辺観光
ちなみに、宿では自転車を無料で貸してくれるので、ゆっくり京都市内を巡ろうという場合には、とても助かる。私も朝1台借りて、二条城を一周してきたのだった。
二条城入り口付近(令和5年7月2日朝)
二条城は自転車で一周するにはちょうど良い距離だ
観光バスが朝9時頃、すでに大挙押し寄せている
ちょうど修学旅行と思われる生徒達に遭遇した
5. 注意事項
日暮荘は昭和初期の建物なので、手入れ良く管理されているとはいえ、いくつか注意すべき点がある。一つはセキュリティで、部屋の鍵は基本的に極めて簡単な気休め程度のもの。二つ目は防音で、基本的には隣の部屋の音が聞こえてくる。それに対する注意が予約すると旅館側からメールで送られてくる。
この二つについて、心配性な人はよく考えた方がいいかもしれない。ちなみに宿では耳栓をタオルなどと一緒に提供してくれる。
もっとも、今回は私以外は東南アジア系と思われる人々が利用していたが、マナーは大変良い人たちで、静かに全くトラブルなく過ごせたことは記しておきたい。
今回の旅行は、大学時代のバドミントン部対抗試合の応援がメインで、ほとんど観光できなかったのだが、次回観光メインで来ることがあるなら、また利用したい旅館だと思ったのだった。

