今朝の白岡は晴れ。
気温−2℃
歳を経て同じ本を読んでみると感想が違って面白いと思う朝^^;
青春時代に読んで、面白いと思って記憶に残る本がいくつかある。
そういう本を図書館で見つけると、ついまた読んでみたくなる。
自分が昔読んだ頃は、まだ出版されてから日が経っていないものだったが、今やすでに絶版になっているから、図書館に残っていると言うだけでも、それらはある意味名著(または人気がある本)という評価なのだろう。
先日は昭和文学全集を借りてきて、所蔵の「堕落論」を読んだ。
最近は岩波新書「風土病との闘い」、講談社の少年少女学習百科全集第14巻「宇宙の神秘」。
いずれも、いろいろと人生経験を積んだこの歳になって読んでみても、「なるほどな〜、面白いな〜、教えられるな〜」と思う。
「宇宙の神秘」などは少年少女向けで漢字にはふりがなまでついているのだが、その内容は今でも十分読むに耐える(と思った)。
それで一昨日、県立久喜図書館に懐かしの創元推理文庫「火星のプリンセス」があったので、借りてみた。
この本は図書館には数種揃えてあり、人気の高さが窺える。
しかし借りるとしたら、やはり最初に読んだこれだ。
創元推理文庫「火星のプリンセス」表紙
裏表紙にはシリーズ全巻の表紙絵がある
自分は全部読んだつもりでいたのだが、こうしてみると覚えているのは途中の巻までで、いつしか途中で関心が他に移ったような記憶が蘇った^^;
本の目次を開くと、「20 大気製造工場」が目に飛び込む!
昔の記憶がおぼろげに浮かんでわくわくしてきた(笑)
「火星のプリンセス」目次の一部
「火星のプリンセス」奥付
また、この1977年版は定価260円ということも分かり、当時なら美味しいランチ一食分程度と考えれば、文庫本一冊、今とおなじような感覚かなと分かって面白い。
さて、それで少し読んでみたのだが.....。
結論から言ってしまえば、昔ぐいぐい引き込まれたような面白さはなく、30分ほど読んで「もういいかな」となった^^;
考えてみるに、この手のSFものは、その後似たようなものが大量に出てきて、発想そのものがすでに新しく感じられなくなっているのと、今や強烈なコンピュータグラフィックによる映像が世に溢れているため、文章で読み進めるのを面倒に感じてしまうのだ。
この本が世に出た当時は、武部本一郎画伯による挿絵が本文の内容を補ってあまりある迫力で、それだけでイメージが大きく膨らんでいった印象が強い。
SFはイメージが勝敗の分かれ目で、日本での「火星のプリンセス」の成功は、この挿絵の力がとても大きいと思う。
いまだに武部本一郎画集の中古本が高値で取引されているのを見てもそれが分かる。
武部本一郎画集(Amazon)
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