おはようございます。
今朝の白岡は晴れ。
気温18℃
若い頃に読んだ本をもう一度読んでみようかなと考えている朝
中学生の頃に読んで感銘を受けた本
・風土病との闘い(岩波新書1960年佐々学)
今は病気といえばコロナ、のような印象であるが、この世界にはそれ以外にも多くの病があって、今からほんの60年前なのだが、日本各地においても恐ろしい風土病があり、人々を苦しめていたことが分かる。
当時名古屋に住んでいて、そのような風土病を知らずに育った中学生(私)は、この本を読んで世界の実相の一端を知り、大きく目を開かれる思いがしたのだった。
もっともこの本はすでに絶版で、探すのも一苦労かも.....
ちなみにこの本を書かれたのは佐々学という偉い先生なのだが、失礼ながら名前がたいへん気に入って、「さっさと学ぼう」などと言っては一人にやにやしていた。(多くの読者がそうしたかも?)
高校生の頃に読んで感銘を受けた本
・堕落論(坂口安吾)
思春期には「人生とはなんぞや?」と誰もが悩む。
そんなときに「世界の人生論」全集物も読んだのだが、今ひとつピンとこないとき、この坂口安吾の怒りをぶつけるような文章は新鮮だった。
だからと言って、戦後の混乱はすでに終わった時代に育った高校生には、その真意は読み取れないところもあった。
今なら、人生経験も十分(?)、また別の読み方ができるかも知れない。
大学生の頃に読んで感銘を受けた本
・大衆の反逆(オルテガ)
スペインの哲学者の書いた文明論のようなもの。
大学のバドミントン部先輩が「なかなか面白い」と言っていたことに刺激を受けて読み始めた。
読んだ頃は今のようにTwitterもFacebookも、いわゆるブログなるものも世の中に存在しない時代だったが、それでも「大衆が完全な社会的権力の座に上がった」(桑名一博訳)という出だしのところの一文がグサリと胸にささり、がぜん興味100倍。
読めば「なるほど〜」と考えさせられることも多いのだったが、所詮は経験不足の学生、全体は十分消化できずに「読みかけ」という意識が残る。
今回Amazonで新訳本(岩波文庫2020佐々木孝訳)が出ていることを知り、つい購入してしまった。
1930年にすでに今日の状況を予見していたかのような本書は、20世紀を代表する著作とも言われているようなので、幸い今は時間があることでもあり、じっくり再読してみようと考えるのだった。
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