2021/10/28

読書の秋3

おはようございます。
今朝の白岡は薄曇り。
気温12℃

「三体」というSFヒューゴー賞受賞作を読んでため息をつく朝^^;


「三体」というのは中国で2千万部以上売れ、その英語版も世界でミリオンセラーとなった現代中国最大のヒット作だ。
日本語訳が出た頃、図書館で予約しようとしたら待機人数があまりに多くて諦めたことがあったのだが、先日ふと思い出して図書館のサイトを見たら貸出○となっていたので、さっそく申し込んだ。

内容はSFとなっているので、いわば荒唐無稽なファンタジーと思えばよいのだが、その導入部を読んでため息が出た。

最初の章は「沈黙の春」と題して物語の導入部になっているのだが、内容としては1967年文化大革命当時の中国の「狂乱の時代」が描写される。
文化大革命の頃はその実態について日本で報道される内容には大きな偏りがあって、いまだによく伝えられていない部分もあるのだが、端的に言って「理不尽な暴力の嵐が吹き荒れた」時代だ。
その後この文化大革命に影響を受けたカンボジアで行われた大虐殺を見れば、中国本土で何が行われたかが類推できる。

「三体」の導入部にはSF的要素はほとんどなく、当時の紅衛兵による主人公の父親である大学教授の吊し上げー>虐殺場面や、主人公の家族が文化大革命の騒乱の中で破壊されてゆく様子が淡々と描かれる。
やはり共産主義は狂気の宗教だな、と思わずにはいられない。
それでため息なのだ^^;
日本共産党がいまだに公安庁による「破防法に基づく調査対象団体」なのは、共産党がいかに抗弁しても変えられない事実だ。

SF超大作「三体」を読んで共産主義の怖さを再確認することになるとは思わなかった(笑)
この本が中国で2000万部売れた理由は何なのだろう?
SFの部分はこれから読むのだが、そこに答えがあるのだろうか。


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